2014/02/20

DECODIA

DECODIA from EXCALIBUR on Vimeo.

質量を伴った情報としての"何処でも成立する物体"とは何か?

暗号化・符号化されたデジタル情報を元のアナログ信号に解読・復号する事を【デコード】と言う。
「DECODIA」とは、"解読された世界"という意味を込めた自身の造語である。

日の入から日の出まで、VJソフトウェアによるビデオ・インスタレーションを公開制作し、日の出から日の入まで、アクリル絵具による絵画を公開制作する。
連日、前夜のビデオ・インスタレーションから切り取った1フレームを絵画に変換し、会期中に9枚の絵画を生成する。
この行為を、デジタル情報からアナログ信号へのデコードと捉える。これは光(RGB)から色(CMYK)へのデコードも意味する。
そのアナログ信号へと解読された絵画をコンピュータに取り込み、当夜に再びデジタル情報へと暗号化されたビデオ・インスタレーションを生成する。

本来、デジタル情報を人間が知覚している状態はデコードされている状態なので、ビデオ・インスタレーションの時点で機械的には解読されている。
しかし、自身は機械での符号⇔復号において、デジタル情報の深層の意識、言わば、ビットの夢のようなものは解読し切れないと考える。
その深層に眠る可逆圧縮された機械の精神を、デコーダとしての人間の身体が展開を試みる。
デコーダとしての身体が介在する過程で、情報における量子化誤差は増幅し続け、非可逆なる地点も増幅する。

これは、人間ゆえの不完全なデコードを繰り返す中、最後まで可逆し続け残るバイナリの情動への解読を試みる身体性を伴う精神実験である。
それは、暗号化・符号化された現代社会における約束のフィールド「DECODIA」へのヒューマン・コンパスとなる。


公開制作「DECODIA」

会期: 2014年2月12日(水)~21日(金) 会期中無休
時間: 0:00-24:00(最終日-18:00) 24時間営業
料金: 無料


成果発表「DECODIA」

会期: 2014年2月22日(土)~3月2日(日) 会期中無休
時間: 12:00-18:00
料金: 無料


会場: なんなんな
住所: 〒790-0847 愛媛県松山市道後緑台11-34
電話: 089-904-2679


関連企画「キーボードアートをつくろう!」

廃材のパソコンキーボードを使用して、自分だけのオリジナル配列のマスクを制作します。
マスク以外でも何を制作しても自由です。キーボードを配列したい素材があれば持参下さい。

日程: 2014年2月15日(土)~16日(日)
時間: 10:00-13:00 14:00-17:00 18:00-21:00
料金: 1800円
予約: info@entaku.net


EXCALIBUR http://www.entaku.net/

DECODIA http://www.entaku.net/decodia/

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